放射能測定速報

区内における放射線量の測定結果について
更新日: 2011年6月29日

江戸川区は区内の放射線の状況を把握するため、6月27日と28日の2日間、区内を2キロメートルメッシュで区切り、小・中学校、保育園、幼稚園、公園など19箇所で空間放射線量の測定を行いました。

測定内容
空間放射線量を地表面から5センチメートルおよび1メートルの高さで、それぞれ30秒間隔で5回の読み取りを行いました。
測定地点
当初、19の区施設で1施設につき3地点計57地点での測定を予定していましたが、6月25日に江戸川清掃工場における飛灰から濃度の高い放射性セシウムが認められたとの報告を受け、翌26日に行った清掃工場周辺の測定地点を加えた計69地点での調査となっています。

測定機器
小型放射線測定器DoseRAE2(東京都から貸与された機器)を使用して測定を行いました。
(注)DoseRAE2は放射性物質を取扱う施設等において人の外部被ばくを管理する機器であり、安全側に評価するよう表示調整されているため、実際より高い数値を示す特徴があります。

参考
都が貸与した小型放射線測定機器による空間放射線量率の測定方法について PDF : 225KB
小型放射線測定器(DoseRAE2)と TCS-166との測定値の違いについて PDF : 199KB

測定結果
測定結果は各5回の測定値の平均値を四捨五入し、小数点以下二桁で表示しています。

(1)東京都による空間放射線量の測定結果(6月18日東京都実施)について
(2)江戸川清掃工場における焼却灰等からの放射性物質の影響について
(3)区内の放射線量測定結果(6月27日、28日) (単位 マイクロシーベルト/時間) 測定日 施設名 地点 1メートル
平均値 5センチ
メートル
平均値
6月27日 江戸川小学校
(江戸川1丁目) 校庭中央 0.12 0.13
木陰・遊具 0.17 0.20
プールサイド 0.09 0.07
今井保育園
(西瑞江3丁目) 園庭中央 0.14 0.17
木陰・遊具 0.14 0.16
砂場 0.17 0.20
鹿本幼稚園
(本一色2丁目)
園庭中央 0.16 0.19
木陰・遊具 0.17 0.22
砂場 0.18 0.18
篠崎幼稚園
(篠崎町3丁目)
園庭中央 0.15 0.17
木陰・遊具 0.15 0.17
砂場 0.15 0.20
小松川小学校
(平井4丁目)
校庭 0.14 0.15
プールサイド 0.10 0.14
木陰 0.14 0.16
松江保育園
(東小松川1丁目)
木陰・遊具 0.17 0.19
園庭中央 0.13 0.15
砂場 0.15 0.17
西平井保育園
(平井7丁目)
砂場 0.13 0.11
園庭中央 0.14 0.15
遊具 0.15 0.15
船堀第二小学校
(船堀4丁目)
プールサイド 0.10 0.09
校庭・遊具 0.17 0.19
校庭 0.16 0.16
第二葛西小学校
(東葛西6丁目)
校庭中央 0.14 0.14
木陰・遊具 0.15 0.20
プールサイド 0.11 0.10
南葛西第二小学校
(南葛西7丁目)
屋上プールサイド 0.07 0.08
木陰・遊具 0.12 0.14
校庭中央 0.12 0.13
6月28日 鹿骨スポーツ広場
(篠崎町8丁目)
砂場 0.15 0.17
中央 0.15 0.15
ブランコ付近 0.15 0.14
春江中学校
(春江町2丁目)
校庭中央 0.13 0.14
遊具付近 0.16 0.20
プールサイド 0.07 0.07
小岩小学校
(東小岩3丁目)
校庭中央 0.15 0.13
木陰遊具付近 0.15 0.20
プールサイド 0.12 0.09
新田小学校
(西葛西8丁目)
校庭 0.09 0.09
プールサイド 0.07 0.06
木陰・遊具 0.10 0.16
西葛西中学校
(西葛西5丁目)
校庭 0.13 0.13
木陰・遊具 0.13 0.14
屋上プールサイド 0.08 0.09
滝野公園
(中葛西3丁目)
中央付近 0.12 0.11
木陰(北側) 0.14 0.19
木陰(南側) 0.14 0.20
南小岩保育園
(南小岩4丁目)
遊具 0.16 0.22
園庭中央 0.09 0.11
砂場 0.16 0.21
北小岩保育園
(北小岩5丁目)
木陰・遊具 0.08 0.15
園庭中央 0.10 0.09
砂場 0.11 0.10
臨海球技場第一
(臨海町1丁目)
フットサル 0.11 0.13
野球場 0.15 0.15
サッカー場 0.10 0.09

このたびの測定値から求めた1年間の推定被ばく線量の最大値は、
地上1メートル 鹿本幼稚園 0.68ミリシーベルト
地上5センチメートル 鹿本幼稚園 0.89ミリシーベルト
南小岩保育園

この値は、国際放射線防護委員会(ICRP)の2007年勧告、一般の人に対する放射線量指標である平常時年間1ミリシーベルト以下の数値でした。

(注)国際放射線防護委員会(ICRP)勧告、平常時年間1ミリシーベルト以下というのは、一般の人が受ける放射線の量をなるべく低く抑えようとするための指標であり、健康に影響を及ぼすか否かを示す基準ではありません。この指標値には自然界や医療行為から受ける放射線量は含まれません。

推定被ばく線量(年間)算出方法